2016年09月05日

学校長あいさつ

校長 秋元達也

 哲学者の森信三に「天からの封書を開けよ」という言葉があります。
「われわれ人間は、皆『天からの封書』を与えられて、この世に生まれ出ている。そこにはそれぞれ自分がこの世に派遣せられた使命の内容が書き込まれている。人生のできるだけ早い時期に、天から拝戴した封書を自ら開封し、しっかり読みとらねばならない。与えられた天からの使命を読みとるか否かで、その後の人生の生き方において雲泥の差が生ずることは言うまでもない。思えばなんと天からの封書を読まずに人生を終える人が多いことだろう。本当の自分の人生とは、この天からの封書を開いたときから始まるのではないだろうか。独り自らの人生について指針を持つこと。そういったことが人を生きる上で大切だと思う。そうしなければせっかくいただいた命でありながら、人ではないものとして生きてしまうのではないだろうか。」だいたいこのような意味だったと思います。
 「人を生きる」「人ではないものとして生きる」・・・この違いは大きいはずです。私は常々生徒たちに問いかけています、「君は今、人を生きているか」と。なんとしても生徒たちの手の中にある封書を、この楠隼で開き、しっかりと確認してもらいたい。そして、ぜひ自分の「行くべき道」を泰然と歩いて行ってほしい、それが大きな願いです。
 そのための策として、本校全体の行動指針(スローガン)を、「来たるべき日のために」という言葉で設定しました。「来たるべき日」、その言葉には@「必ずやってくる日」と、A「何としても実現させたい日」の2つの意味を込めています。現実のありとあらゆる事象を、この基準において判断し、自らの適切な言動・思考につなげてほしいと願っています。そしてそのことが、「天からの封書」を開けることにつながっていくのだと信じています。
 本校は、まだ開校2年目の真っ白な併設型中高一貫全寮制男子校です。そのカンヴァスをどのように彩るか、生徒・職員一丸となって毎日努力しています。そんな本校を知るひとつの窓口として、このブログをよろしくお願いします。
posted by 広報部 at 14:38| 鹿児島 ☁| 学校長あいさつ | 更新情報をチェックする